稽留流産の診断

6週目で無事に赤ちゃんの袋を確認し、

8週目で無事に心拍を確認し、

10週目で無事に手足もできて、心拍の音も聞かせてもらい。


ここまでは、まだ流産の確率なんかを検索したりしてたけど、12週目の検診では、ほとんど心配せずに診察台に座りました。


もう母子手帳ももらって、

上司にも報告して、つわりも始まっていたので仕事量をコントロールし、

隣の席の、たまたま同じ頃に出産予定の同僚とも、まわりには秘密の報告をし合い、

両方の親にも報告し、

親しい友人にも報告して、

マタニティダイアリーも、娘の時には付けてたんだし、今度の子のためにも付けてあげないと、後々文句言われそう、と付け始めていました。


エコーで2週間ぶりに見る赤ちゃんは、

忙しい日々の中、あまり構ったり思いをかけてあげることが出来ていない、そんな私の目にも、本当に愛しいものとして映りました。


あー、手や足がちゃんとできて、人間らしくなってきたなー。

そんなことに気を取られていて、先生がいつもより長くエコーを確認していることにも気がつかなかった。


・・・見えますか?


はい!


赤ちゃん、心臓が動いていないですね。


え?うそ!?


そんな間抜けな反応でした。



確かに、赤ちゃんの心臓がピカピカしていない。

信じられなかった。

前回はあんなに元気だったのに。


エコーで見る前に、診察室で、血糖値検査の結果が高かったことで、再検査の予定まで組んでいたのに。


先生とも普通に、妊娠生糖尿病は、なる人はなっちゃうからねーなんて、

妊婦としての会話をしてたのに。


呆然としたまま、診察室に戻り、

念のためにもうひとりの先生にも見てもらったけど、やはり心臓が動いていないこと。

赤ちゃんの大きさも、10週と5日くらいで止まってしまっていること。

念のために1週間後にもう一度見ましょう。

と言われました。


涙も出ない。


受付で、今回は無料です。

次回は補助券ではなく一般診療になります、と言われ、はい。と答え。


暗い坂道を降りながら、なんだこれ?

と思い、涙をぐっとこらえました。


夫にメールで伝え、保育園帰りの娘と一緒に駅に迎えに来るとのこと。


駅で2人の姿が見えると、ぐっと涙が出てきました。

でも、娘の前だし、とこらえながら、カラ元気で家路に着きました。