気持ちが楽になった想像

お空に忘れ物を取りに帰った、というのが、

流産した赤ちゃんに対してよく使われる表現で、私も数人の知り合いから、そんな風に慰められました。


ただ、個人的に、なんだかそんなにピンとこなかったのです。私だけかもしれないけれど。


でも、赤ちゃんは、生まれてこれなかったら、何度でも同じお母さんの所に戻ってくる、という言葉にはとてもとても救われました。


また戻ってくるのであれば、私もこちらから迎えに行く勢いで心と体の準備をしよう!と前向きに思えた。


私が自分で1番ピンとくる想像は、

私たちの赤ちゃんは、今回の体に命を宿らせたのだけど、大きくなる途中で、長く生きれない体だと気付いた。

壊れた宇宙船に乗っていることに気づいたのと同じ感じで。

だから、今回はその宇宙船を速やかに乗り捨てて、次の乗り物ができるのを待っている。

というものです。


だから私は、数々の失敗にめげない職人のように、次の丈夫な乗り物を作るべく、準備をしようと思うのです。


こういう想像をしてから、私は赤ちゃんが死んでしまった、というより、乗り物が壊れた。

また来ると言ってるわけなんだから、また作ろうではないか!と思えるようになりました。


ただの想像。されど想像。


何が本当なのかなんて誰にも分からない。

だから、何が本当なのかは、自分で決める。


職人は、アートな心を持ちながら、

美味しいご飯を食べて、規則正しい中に楽しさを加えつつ、

毎日コツコツと乗り物を作ります。