39w0d 破水からのスピード出産
昼間は娘のスイミングを見に、ガシガシと歩いていく。
そして夜7時ごろ、早々にお風呂もご飯も済ませて歯を磨いていると、体のなかで小さく、プツ、という音がしたかと思うとちょろちょろ〜とパンツが濡れる感覚が。
!!コレ!破水だ!!
トイレに行くと、やはりポタポタと水が落ちる。とりあえず前のお産の残りの産褥パットをあてる。
遊んでいる夫と娘に、落ち着いて聞いてください。破水したと思います。と言うと、夫、!!!。
娘、なになに?
赤ちゃんがもうすぐ生まれてくるよ!と言うと、娘は俄然張り切りだし、病院に一緒に行くよ!一緒にいるから大丈夫だよ!と。
思えば2歳のムスメがいちばんしっかりしていたという。
すぐに義母に来てもらうよう夫が電話で要請。
と同時に私は病院に電話して、入院受付。
そして夫、タクシーに連絡し、動揺して間違った住所を言っているので突っ込む。
夜間受付をしているところに、最初の陣痛が。ウッ、あーそうだ、こういう痛さだった、と思い出す。
内診してもらい、リトマス紙で破水確定。タクシーの中でもゴボゴボ出ていたので、自分ではもう分かってました。
もう5センチ開いてるから、多分ここから2時間くらいで生まれるよー!と、偶然その夜の担当だった助産師さんはなんと3年前に娘を取り上げてくれたベテランの方でした。
LDRに入ると、隣の部屋の妊婦さんの叫び声が定期的に聞こえ、娘は、なんで泣いてるの?と言ってました。特に怖がる様子でもなく。
私がお母さんのお医者さんになってあげるね!と特別な雰囲気にテンションはマックス。
娘はまだ小さいこともあり、お産を見せたら多分怖がってしまうと思い、立会い出産めはなく、生まれた直後の赤ちゃんをみせてあげられたらなーと考えていました。
が、実際は義母が援護に来る前に生まれてしまい、私が叫ぶタイプの妊婦ではなかったので、最後まで生まれて来るところを見ていました。
そこからは、すぐに10分ごとに陣痛が来て、あんまり叫んだりしたら怖がらせてしまうだろうな、とそれだけ少し気になりながら、も、オナラが出そうなお尻の痛みに悶絶。
しかし、助産師さんの魔法の手によってさすってもらうと楽になるからほんとに不思議。
お産がフルスピードで進んで行く中、陣痛の合間に出産準備を着々と進める助産師さん。
彼女が小声で夫に、もう1時間くらいで出産になりますよ、というのを聞き、マジか!と思う。
途中、ぐわっ!子宮口がぐっと広がった感覚と痛みがあり、そのすぐ後に、もうほぼ10センチ開いてるから、いきみたくなったらいきんでいいからね!と言われる。
特にいきみたくならず、数回いきみを逃してから、でも早く産みたい!と思い少しいきんでみると、その直後、体が勝手にいきみ態勢に入る。あー!これこれ!!と前回を少し思い出す。
数回いきむと、ぐっと赤ちゃんの頭が下がって来るのを感じ、頭見えてきたよー!と言われる。でも、まだ頭出てないのか!相当痛いんだけどな、と感じる。
次のいきみで、ジリジリと頭が出て来るのを感じ、その次に、火の玉かと思うようなジリジリ感が!!
今キツイねー!ガマンのところだよ!ゆっくり息を吐くよー!と励まされ、頑張る気持ちが持ち直す。
ここがいちばん頭の大きいところだ!と把握できると、終わりが見えてきて冷静に頑張れました。
ここまで、私の姿勢は横向き。そしてこのままフリーススタイルでの出産となりました。娘の時と全く同じ。
上向くと、尾骶骨をさすってもらえなくなるので私はそれがとても嫌で。
赤ちゃん元気だからどんな向きでも大丈夫よ!と言ってもらえて心強かったです。
そして、いちばんキツイ部分を通った!と思ったら、半端ない挟まってる感が。
次で肩が出るんだな!と思い、お医者さんも到着し、夫とムスメがベストポジションに配置され、助産師さんの、どっち?どっちに回るのー?という声とともに、ヌルン!と生まれてきました!
あーやっと楽になった!早かったなー。というのが感想。
赤ちゃんはほげっ・・と少し泣いた後、私のもとに連れてこられて、背中をさすられると大声で梅干しみたいな顔して泣いていました。
娘は、大丈夫だよー!何もしないよー!と声をかけていました。
まだ濡れてる赤ちゃんを怖がったりしないんだなーと思いました。
推定体重2800gだったのに、実際は3458gもありました!