つらい気持ちがぶり返す時
職場の隣の席の人が妊娠している。
予定日まで、私とほとんど同じという。
彼女はは私が流産したことを知っていて、
特に私を傷付けることを言うわけではないのだけれど、私は勝手にその存在に傷付いている。
ゆるめのワンピースを着ているのを見て、まだそんな服を着るには早いだろうに、見せびらかしたいんだろうな、と勘ぐる。
彼女のせいではない。
私のせいでもない。
でも、彼女が隣にいなかったら、自分はもう少し心穏やかに、スムーズに心を回復させらせることができたように感じる。
まあ、私は特段自分の性格がいいとも思わないし、黒いことを考えることもたくさんあるから、しょうがない。
聖女みたいに達観した境地は目指していないもんな。
できるだけ心の距離を置こう。
私は遠くの美しいものに焦点をあてよう。
私が欲しいのは、私たちの赤ちゃんで、あの人の赤ちゃんではないからな。
近くにあっても、違う流れに乗った違う船。
また穏やかな気持ちで話せるような、同じ流れに乗った時に、目を見て話しをすればいいや。
私はわたしだ。
強い心のまま、自然に流れながら、あきらめず、楽しみつつ、あなたをまた迎えに行くよ!